【エロゲレビュー】神咒神威神楽
![]() | 神咒神威神楽 初回版 (2011/09/30) Windows 商品詳細を見る |
「先生! プロモムービーの段階でDiesの絡みが酷いです!」
「大丈夫だ、正田卿は一見様でも大丈夫って請け合ってたみたいだからね……」
プレイ開始数時間後……
「先生! DiesプレイしててよかったNE!」
「燃えられれば問題ない道ォォ理!」
「引きこもり強すぎワロタ」
レビューです↓
シナリオ AA
どう考えてもDies IraeのIF展開(ファンディスク)です、ありがとうございました。
なんだけど、Dies Irae(もっといえば世界観的にParadise Lostから)続いていると考えたらかなり面白い世界観設定でした。
大局から見れば座の奪い合いにすぎないんだけど、波旬を倒すに至るまでの各キャラクターの配し方、伏線の張り方がうまい。
複数主人公とヒロインという群像劇に近い形にしたのも、下手に各キャラクターを掘り下げすぎなくて絶妙なバランスであったと思う(まあこれは結果論に近いけれども)
とにかく中二病的に燃えて燃えて燃え尽きられる熱いバトル&シナリオ展開なのは請け合い。
ただ、先にも言ったように、パラロスやDiesの世界観を上手く活かしたシナリオ展開は何気に凄いと思った。
「どうするんだ、これ」みたいな感じに強かったりキャラクターの業が深かったりするのもきっちり回収してくる。
ただ、覇吐VS夜刀戦で覇吐が急激に強くなったのはどうなんだろうww
難点を言うなら、この作品を100%楽しむためにはDies Iraeのプレイが必須であること。
パラロスはまあ、プレイしてたらニヤニヤできる感じですが、キャラクターの扱いや展開的にDies Iraeをやってないとこれはダメだ。
単独でみたらそのあたりはいただけないという感じになると思う。
キャラクター S
男衆が異様によかった。覇吐も刑士郎も夜行も宗次郎も。途中宗次郎は影が薄かったり夜行は終盤になるまで化けなかったりしたけどw
また、Dies勢の扱いがよすぎて吹くw 旧ザミエルや司狼なんかは優遇されすぎだろってくらい。
ただ、前作をプレイしてるとやはり彼らに感情移入してしまうので、その点作品内でしっかり描写してくれたのは救われた。
まあ、櫻井兄妹はもうちょっと報われてもいいと思うがw
あとはシュピーネさん、最高です。さすが期待を裏切らない男。
音楽 AA
カッコよくバトルを盛り上げてくれます、相変わらず。
Dies Iraeのアレンジもさることながら、新曲も素晴らしい。ただ、曲名が長すぎるんだよw
お気に入りは「唯我変生魔羅之理」「祭祀一切夜叉羅刹食血肉者」「我魂為新世界」「波旬・大欲界天狗道」
ラスボス戦の曲はノリがよすぎて与猶さんに惚れた。まさかここでメタルメタルしてくるとはw
CG AA
Gユウスケ最高の道ォォ理!
男はカッコよく、女は可愛く、熱く描いてくれます。まあ、今回に限れば男のカッコよさが異様にクローズアップされますがw
エロ C+
各ヒロイン2回ずつ。龍明や爾子、夜都賀波岐にはエロシーンはありません。
尺も短め。まあ、普通かと。
システム B+
演出は一歩進化か。太極発動シーンはいいですねえ。まあそれも夜都賀波岐勢が異様に優遇されてますが。
総合 AA
Dies Iraeをプレイ済みなら間違いなく燃えられる。
プレイしてないなら回避推奨かもしれない。下手にこっちやってDiesに戻るよりもこっちやるつもりなら最初にDiesをやるべき。
というわけで、問答無用に中二的に燃えたいならDiesと一緒にオススメです。
どう考えてもDies IraeのIF展開(ファンディスク)です、ありがとうございました。
なんだけど、Dies Irae(もっといえば世界観的にParadise Lostから)続いていると考えたらかなり面白い世界観設定でした。
大局から見れば座の奪い合いにすぎないんだけど、波旬を倒すに至るまでの各キャラクターの配し方、伏線の張り方がうまい。
複数主人公とヒロインという群像劇に近い形にしたのも、下手に各キャラクターを掘り下げすぎなくて絶妙なバランスであったと思う(まあこれは結果論に近いけれども)
とにかく中二病的に燃えて燃えて燃え尽きられる熱いバトル&シナリオ展開なのは請け合い。
ただ、先にも言ったように、パラロスやDiesの世界観を上手く活かしたシナリオ展開は何気に凄いと思った。
「どうするんだ、これ」みたいな感じに強かったりキャラクターの業が深かったりするのもきっちり回収してくる。
ただ、覇吐VS夜刀戦で覇吐が急激に強くなったのはどうなんだろうww
難点を言うなら、この作品を100%楽しむためにはDies Iraeのプレイが必須であること。
パラロスはまあ、プレイしてたらニヤニヤできる感じですが、キャラクターの扱いや展開的にDies Iraeをやってないとこれはダメだ。
単独でみたらそのあたりはいただけないという感じになると思う。
キャラクター S
男衆が異様によかった。覇吐も刑士郎も夜行も宗次郎も。途中宗次郎は影が薄かったり夜行は終盤になるまで化けなかったりしたけどw
また、Dies勢の扱いがよすぎて吹くw 旧ザミエルや司狼なんかは優遇されすぎだろってくらい。
ただ、前作をプレイしてるとやはり彼らに感情移入してしまうので、その点作品内でしっかり描写してくれたのは救われた。
まあ、櫻井兄妹はもうちょっと報われてもいいと思うがw
あとはシュピーネさん、最高です。さすが期待を裏切らない男。
音楽 AA
カッコよくバトルを盛り上げてくれます、相変わらず。
Dies Iraeのアレンジもさることながら、新曲も素晴らしい。ただ、曲名が長すぎるんだよw
お気に入りは「唯我変生魔羅之理」「祭祀一切夜叉羅刹食血肉者」「我魂為新世界」「波旬・大欲界天狗道」
ラスボス戦の曲はノリがよすぎて与猶さんに惚れた。まさかここでメタルメタルしてくるとはw
CG AA
Gユウスケ最高の道ォォ理!
男はカッコよく、女は可愛く、熱く描いてくれます。まあ、今回に限れば男のカッコよさが異様にクローズアップされますがw
エロ C+
各ヒロイン2回ずつ。龍明や爾子、夜都賀波岐にはエロシーンはありません。
尺も短め。まあ、普通かと。
システム B+
演出は一歩進化か。太極発動シーンはいいですねえ。まあそれも夜都賀波岐勢が異様に優遇されてますが。
総合 AA
Dies Iraeをプレイ済みなら間違いなく燃えられる。
プレイしてないなら回避推奨かもしれない。下手にこっちやってDiesに戻るよりもこっちやるつもりなら最初にDiesをやるべき。
というわけで、問答無用に中二的に燃えたいならDiesと一緒にオススメです。
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2011/10/10 |
- レビュー |
- Comment: 2 |
- Trackback: 2 | [Edit]
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【エロゲレビュー】嘘つきナレットの優しい暗殺者

「雨傘日傘事務所」の最新作はあのラベンダードラゴンとキザクラさんが出るんですって!
まーワクテカが止まりませんわね!
このコンビ大好きな私としてはうはうはしながらプレイしましたよまったく。
大正解
え、スティラとナレット?
あーそうね……あー……うん!
↓レビュー行きます
シナリオ B+
ラベンダードラゴン&キザクラさん、夜会に行く。の巻。
あくまで主人公はスティラとナレットのコンビ。
まあ、後半はドレイク・キザクラさんコンビなわけだが。
とりあえずいつものように少ない情報と伏線をチラ見せしながらストーリーが進む展開なんですがイマイチ盛り上がりに欠けたかもしれません。
それはスティラの性格であったり、スティラとナレットの暮らす場が限定されているからかもしれません。絡む登場人物が少ないのも理由の一つか。
もっとスティラとナレットを掘り下げるとか、過去の描写を多くするとかあった方がよかったかも。
あとは魔女の呪いの描写とか。
ショートストーリーであるので仕方ないですが、「ヴィザルの日記」や「霊刀キザクラ」に比べると山場がないなあというのが正直な感想でした。
バトルは少ないものの相変わらず熱い。演出が憎いです。
まあ、明確な敵がいるわけではない今作、カタルシスみたいなものは感じられませんが暗殺者ならではの戦闘スタイルがなかなか新しい緊迫感を醸し出しています。
少々不満は残るもののドレイク・キザクラさんコンビにニヤニヤできたので良しとしよう。
しかし、何があったキザクラさん。なぜそんなデレデレなのだ……(詳しくはネタバレで)
キャラクター A-
ドレイク・キザクラさんは相変わらずいいキャラ。
テオドールも割と好きですね。
スティラとナレットの魅力がイマイチ伝え切れていないというか伝わってこなかったので少々評価が落ちますが。
音楽 A-
ボーカル曲のクオリティは相変わらず高い。
ですが戦闘曲が燃え燃えってわけでもなかったのが残念。まあVS暗殺者ですしね。
CG B-
CGの質は間違いなく上がっています。が、キザクラさんは前の方が可愛かったかなあ。
その他はいいです。ドレイクはカッコいいし、スティラも闘ってる時は異様にカッコいい。
エロ C+
むちむちした肉感がボリュームダウンして一般の方々にも抵抗のないレベルに。
これは使える。
ただし、効果音に違和感が。
システム AA
「ヴィザルの日記」はタイトルからしてはまってるシステムでしたが、今回はこの日記システムにする必要はなかったのでは?
まあ、エッチシーン見たくない人は飛ばせるからいいんでしょうけど。
戦闘描写と終盤のメッセージボックスを使わない演出は素晴らしい。ぜひスキップせずに楽しんでください。
総合 B+
面白かったけど消化不良かもしれません。もやもや感が残りますね。
短いのでサクっとできるのはいいですが、もっとベタで熱い展開を期待してました。
こういう雰囲気もいいんですが、少し掘り下げが足りない。惜しい。
あ、あとドレイクとキザクラさんのファンは必ずプレイしてください。
ニヤニヤすること請け合い。
↓以下ネタバレあり
「陽!」なんて呼び捨てにするとかどういうことじゃドレイクさん。
今回のドレイク、キザクラさん萌えポイント
・エリシアの口から明らかにされたキザクラさんの通い妻化
・頭撫で撫で
・夜会でのイチャイチャっぷり
・同じく夜会でのキザクラさんの挙動
・バトルシーンでの「陽!」
・対スティラ戦後のキザクラさんの泣きっぷり
・密着足踏みつけ
・その他全体的に
どういうことだ……!
「霊刀キザクラ」ではキザクラさんはディールの持ち物で覚醒時ですらエリュズニールに行ってみたり「帰るのだ!」とか叫んだりしてたのに。
なぜに「ナレット」ではドレイクさんにデレデレしてるんですか……
最高に可愛いのでよし! ドレイクもカッコいいからよし!
お前らさっさと付き合えバーカバーカ男やもめ、おたんちん!
ラベンダードラゴン&キザクラさん、夜会に行く。の巻。
あくまで主人公はスティラとナレットのコンビ。
まあ、後半はドレイク・キザクラさんコンビなわけだが。
とりあえずいつものように少ない情報と伏線をチラ見せしながらストーリーが進む展開なんですがイマイチ盛り上がりに欠けたかもしれません。
それはスティラの性格であったり、スティラとナレットの暮らす場が限定されているからかもしれません。絡む登場人物が少ないのも理由の一つか。
もっとスティラとナレットを掘り下げるとか、過去の描写を多くするとかあった方がよかったかも。
あとは魔女の呪いの描写とか。
ショートストーリーであるので仕方ないですが、「ヴィザルの日記」や「霊刀キザクラ」に比べると山場がないなあというのが正直な感想でした。
バトルは少ないものの相変わらず熱い。演出が憎いです。
まあ、明確な敵がいるわけではない今作、カタルシスみたいなものは感じられませんが暗殺者ならではの戦闘スタイルがなかなか新しい緊迫感を醸し出しています。
少々不満は残るもののドレイク・キザクラさんコンビにニヤニヤできたので良しとしよう。
しかし、何があったキザクラさん。なぜそんなデレデレなのだ……(詳しくはネタバレで)
キャラクター A-
ドレイク・キザクラさんは相変わらずいいキャラ。
テオドールも割と好きですね。
スティラとナレットの魅力がイマイチ伝え切れていないというか伝わってこなかったので少々評価が落ちますが。
音楽 A-
ボーカル曲のクオリティは相変わらず高い。
ですが戦闘曲が燃え燃えってわけでもなかったのが残念。まあVS暗殺者ですしね。
CG B-
CGの質は間違いなく上がっています。が、キザクラさんは前の方が可愛かったかなあ。
その他はいいです。ドレイクはカッコいいし、スティラも闘ってる時は異様にカッコいい。
エロ C+
むちむちした肉感がボリュームダウンして一般の方々にも抵抗のないレベルに。
これは使える。
ただし、効果音に違和感が。
システム AA
「ヴィザルの日記」はタイトルからしてはまってるシステムでしたが、今回はこの日記システムにする必要はなかったのでは?
まあ、エッチシーン見たくない人は飛ばせるからいいんでしょうけど。
戦闘描写と終盤のメッセージボックスを使わない演出は素晴らしい。ぜひスキップせずに楽しんでください。
総合 B+
面白かったけど消化不良かもしれません。もやもや感が残りますね。
短いのでサクっとできるのはいいですが、もっとベタで熱い展開を期待してました。
こういう雰囲気もいいんですが、少し掘り下げが足りない。惜しい。
あ、あとドレイクとキザクラさんのファンは必ずプレイしてください。
ニヤニヤすること請け合い。
↓以下ネタバレあり
「陽!」なんて呼び捨てにするとかどういうことじゃドレイクさん。
今回のドレイク、キザクラさん萌えポイント
・エリシアの口から明らかにされたキザクラさんの通い妻化
・頭撫で撫で
・夜会でのイチャイチャっぷり
・同じく夜会でのキザクラさんの挙動
・バトルシーンでの「陽!」
・対スティラ戦後のキザクラさんの泣きっぷり
・密着足踏みつけ
・その他全体的に
どういうことだ……!
「霊刀キザクラ」ではキザクラさんはディールの持ち物で覚醒時ですらエリュズニールに行ってみたり「帰るのだ!」とか叫んだりしてたのに。
なぜに「ナレット」ではドレイクさんにデレデレしてるんですか……
最高に可愛いのでよし! ドレイクもカッコいいからよし!
お前らさっさと付き合えバーカバーカ男やもめ、おたんちん!
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2011/07/26 |
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【ゲームレビュー】霊刀キザクラ~桜花の剣と惑竜章
![]() | 霊刀キザクラ ~桜花の剣と惑竜章~ (2008/10/24) Windows 商品詳細を見る |
「YES! YESGOODJOB私!」
超久々の記事はゲームレビューで誤魔化す。
本日より雨傘日傘事務所の最新作「嘘つきナレットの優しい暗殺者」がダウンロード販売されてますが、「ヴィザルの日記」が面白かったので本作をプレイ。
最高です……
↓レビュー行きます
シナリオ A+
ニフルヘイム十騎士の零位・ラベンダードラゴンがおっぱいバインな皇のおつかいで獣とか邪龍とかやっつけるお話。
あと、途中で会ったでら萌える(名古屋弁)べっぴん刀との道中記がミソ。
ファンタジー世界の細かい設定に好感が持てるし、初っ端に起こる事件の伏線を回収しながらのキザクラさんとの珍道中は普通に楽しい。
そして「ヴィザルの日記」で楽しめた(こちらの方が古い作品だが)熱いバトルがハンパ無い。
戦闘描写の熱さ、展開の熱さ、演出の熱さがどれも最高レベル。
ただ、戦闘が熱いだけではなく、ラベンダードラゴンとキザクラさん、ベルザンドスらとのやり取りや、
ラベンダードラゴンの過去、ララクロスと子供たちなどの各登場人物のエピソードも魅力的である。
特にラベンダードラゴンと奥さんとの過去は印象的だった。
笑いあり、燃えあり、シリアスありの、王道のファンタジーです。
ただし、繋がりのある作品をやってないからか、ディールと前皇の話とか最後までわかりませんでした。
あとはラベンダードラゴンの奥さんが度々出てくるのはなんだったのかなっていうのが消化不良気味。
そうそう、ラストバトルのキザクラさんスイッチオンの過程や展開だけは少々気に入らなかったんですけどね。(キャラクターの項で詳述)
キャラクター A+
素晴らしい。
ラベンダードラゴンのカッコよさはハンパないし、キザクラさんの可愛さもハンパ無い。
ベルザンドスの三枚目っぷりも素晴らしい。
惜しむべきは十騎士のほとんどが出番がなかったこと。ケイブフィッシャーとかもっと活躍させて欲しかった。
まあ、登場場面数やエピソード数に差はあれ、魅力あふれるキャラクターに仕上がっているのは凄いと思います。
ただ、個人的にはディール&ティタコンビは好きになれなかったり。
しゃしゃり出てきすぎな印象があるんですよねえ。キザクラさんもディールとか放っておいてラベンダードラゴン(ry
まあ、関係作品やってないから彼らがどういう経緯でああなっているのか知らないってのもありますが。
音楽 A
いいところで熱い挿入歌が流れるのがグッド。
戦闘中の音楽が相変わらず熱いのも、燃えゲーとしての必須条件を満たしていて素晴らしい。
終盤のボーカル曲攻めは卑怯だ!
CG C~B
「ヴィザルの日記」と違い、エロシーンがないため肉感がそれほど出ていないのでクセはなく、いいと思います。まあ、水準は満たしているかと。
立ち絵、差分の豊富さは素晴らしいと思います。
システム C~AA
演出が凄い。とにかく立ち絵が動く動く。ていうか立ち絵とか一枚絵とか区別がない。
そういう方式の演出にかけては商業でもこのレベルに達しているゲームはそうそうありません。
吉里吉里がエンジンなので少々インターフェースが使いにくいというのがC判定。
総合 A++
正統派ファンタジー燃えゲーといえます。
とにかく演出+音楽+展開のジェットストリームアタックでめちゃくちゃ燃えるので、そればかりに目が行きがちですが、実は壮大な世界観と設定、メインストーリーとそれを構成する個々のエピソードはかなり深いです。そのストーリー構成の巧みさと道中の笑い要素、そして王道の燃え展開がうまく噛みあった素晴らしいゲームです。
-
2011/07/24 |
- レビュー |
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- ▲
【エロゲレビュー】ヴィザルの日記

「ヴィザルヴィザル! またあの合体やって!」
「よーしヴィザルおねえさんに任せなさい! 合☆体!」
「お~すごいすごい! もう一回やって!」
○○○をつけてるヒロイン(主人公)が初めてなら、それの着脱を見て大興奮する相方を見たのも初めて。
というか今後絶対出て来ねえよw
レビューしましょう
↓
シナリオ A+
亜人が存在する典型的な、いわゆる剣と魔法のファンタジー世界。
大筋はとあるダークエルフの捜索と、娼館に売られたエルフの息子の捜索が繋がってさあその2人どうするのよってところですが……
序盤から中盤はコルク先生とヴィザルのコンビと、セントサウスの人々との日常、終盤は怒涛の乱闘騒ぎ。
特に中盤までの穏やかさと終盤の熱血展開との落差が凄まじい。クリノラス以外は非戦闘員にしか見えない癖にほぼ全員亜人だからかどいつもこいつも大暴れ。
ただ、序盤の日常があったからこそコルクの慟哭があったわけで……
その日常が、俗に言う「悪人」サイドの娼館の主や関係者を中心に展開されたのがまたよかったですね。
そんな彼らでもセントサウスを構成するひとりひとりで、その記憶が湧き出すあのシーンは切なくて泣ける。
だからこそ手前勝手な理屈で善だの悪だのルールだのを叫ぶ「彼」をコルクは許せなかったわけで。
笑いあり、泣きあり、燃えありの優等生シナリオでした。
特に話の筋自体は長いわけではないのですが、その分凝縮され、すっきりしたシナリオでよかったと思います。
テキストもなかなかセンスがいいなあと感じるもので、それでいて読みやすいのがグッド。
ヴィザルとコルクのコンビの微笑ましさと終盤の圧倒的な熱血展開、そして反則な泣きイベント。
ハッピーエンドとはいきませんでしたが、希望が残されているので……続編が出たり他作品のゲストキャラとして登場したときはぜひ幸せになって欲しいです。
キャラクター AA
コルクとヴィザルの主従コンビが素晴らしいのはもちろんなんですが、サブキャラクターたちも十二分に魅力的。
サブナックみたいな悪人は好感が持てますし、クリノラスは普段弄られていても最後にはあんなにも男らしく……
他にもフラウロスやメイコさんといったヴィザルとコルクの周囲の人たちはいいキャラしてました。
だからこそ終盤のあの展開なんですが。
バトルに入ってから、あるいは入る直前のこういったキャラの退場はやっぱり辛い。
声に関してはこれまたコルク、ヴィザルはしっくりきていたと思います。他はまあそれなりに。
声のお気に入りはフラウロス。
音楽 A+
いいですねー燃えますねー。
バトルシーンでの燃え曲がやばい。ハンパ無い。やっぱりバトルシーンはいい燃え曲があってこそ映えるんですよね。素晴らしい。
あとはあれだ。「記憶」がかかるタイミングが神懸かっている。あれは反則。曲自体も素晴らしい。切ない。
ボーカル曲が複数あるあたり同人としてもかなり力の入っている部類でしょう。
CG D~B-
立ち絵や普通の一枚絵は素直にいいと思います。
ただ、エロ絵はむっちり肉感たっぷり。これは好みが分かれると思います。普通の一枚絵との落差が激しすぎるだろw
エロ D
エロシーンは幕間の選択制なので別に見なくてもいけます。まあ、見ておいた方が本編の理解の助けにもなっていいんでしょうが。特にあのシーンは。ちなみに、エロシーンに区分されているイベントでもエロシーンが無い時があるので注意。
ヴィザルのあの一言は可愛い。
エグいというか、別にグロいわけではないですが、自分には合わなかったのでこの評価に。
システム C~AA
AA評価は主に演出全般に関する評価。
とにかく動く。あと、立ち絵の配置もいいですね。これは日常シーンでも動きのある、味のあるシーンになるというプラスもありますし、終盤のバトルでも十二分に効果が発揮される特性です。
商業の燃えゲーももっと見習いましょう。エフェクトは大事です、特にこういう動きのあるエフェクトは。
全体的なシステムに関しては特に問題ないですが、不満が少々。
音楽鑑賞で鑑賞できる曲が少なすぎるのと、画像鑑賞で鑑賞できるのがエロシーンの画像だけというのが不満でした。
総合 A+
素晴らしい同人ゲームに出会えました。
終盤の圧倒的なまでに熱いバトルシーンと切なさが印象的な本作ですが、やはりそれはヴィザルとコルクの主従コンビがあったればこそ。二人の絆が実に心地いい。
ラストバトルでのコルクの説教がこのゲームのテーマなんでしょう。意外と(?)テーマ性が深く、ただ燃えるだけのゲームではないのがいいですね。
商業の燃えゲーも演出等に関しては見習って欲しいところが多々ありました。
このサークルの次作に期待。
亜人が存在する典型的な、いわゆる剣と魔法のファンタジー世界。
大筋はとあるダークエルフの捜索と、娼館に売られたエルフの息子の捜索が繋がってさあその2人どうするのよってところですが……
序盤から中盤はコルク先生とヴィザルのコンビと、セントサウスの人々との日常、終盤は怒涛の乱闘騒ぎ。
特に中盤までの穏やかさと終盤の熱血展開との落差が凄まじい。クリノラス以外は非戦闘員にしか見えない癖にほぼ全員亜人だからかどいつもこいつも大暴れ。
ただ、序盤の日常があったからこそコルクの慟哭があったわけで……
その日常が、俗に言う「悪人」サイドの娼館の主や関係者を中心に展開されたのがまたよかったですね。
そんな彼らでもセントサウスを構成するひとりひとりで、その記憶が湧き出すあのシーンは切なくて泣ける。
だからこそ手前勝手な理屈で善だの悪だのルールだのを叫ぶ「彼」をコルクは許せなかったわけで。
笑いあり、泣きあり、燃えありの優等生シナリオでした。
特に話の筋自体は長いわけではないのですが、その分凝縮され、すっきりしたシナリオでよかったと思います。
テキストもなかなかセンスがいいなあと感じるもので、それでいて読みやすいのがグッド。
ヴィザルとコルクのコンビの微笑ましさと終盤の圧倒的な熱血展開、そして反則な泣きイベント。
ハッピーエンドとはいきませんでしたが、希望が残されているので……続編が出たり他作品のゲストキャラとして登場したときはぜひ幸せになって欲しいです。
キャラクター AA
コルクとヴィザルの主従コンビが素晴らしいのはもちろんなんですが、サブキャラクターたちも十二分に魅力的。
サブナックみたいな悪人は好感が持てますし、クリノラスは普段弄られていても最後にはあんなにも男らしく……
他にもフラウロスやメイコさんといったヴィザルとコルクの周囲の人たちはいいキャラしてました。
だからこそ終盤のあの展開なんですが。
バトルに入ってから、あるいは入る直前のこういったキャラの退場はやっぱり辛い。
声に関してはこれまたコルク、ヴィザルはしっくりきていたと思います。他はまあそれなりに。
声のお気に入りはフラウロス。
音楽 A+
いいですねー燃えますねー。
バトルシーンでの燃え曲がやばい。ハンパ無い。やっぱりバトルシーンはいい燃え曲があってこそ映えるんですよね。素晴らしい。
あとはあれだ。「記憶」がかかるタイミングが神懸かっている。あれは反則。曲自体も素晴らしい。切ない。
ボーカル曲が複数あるあたり同人としてもかなり力の入っている部類でしょう。
CG D~B-
立ち絵や普通の一枚絵は素直にいいと思います。
ただ、エロ絵はむっちり肉感たっぷり。これは好みが分かれると思います。普通の一枚絵との落差が激しすぎるだろw
エロ D
エロシーンは幕間の選択制なので別に見なくてもいけます。まあ、見ておいた方が本編の理解の助けにもなっていいんでしょうが。特にあのシーンは。ちなみに、エロシーンに区分されているイベントでもエロシーンが無い時があるので注意。
ヴィザルのあの一言は可愛い。
エグいというか、別にグロいわけではないですが、自分には合わなかったのでこの評価に。
システム C~AA
AA評価は主に演出全般に関する評価。
とにかく動く。あと、立ち絵の配置もいいですね。これは日常シーンでも動きのある、味のあるシーンになるというプラスもありますし、終盤のバトルでも十二分に効果が発揮される特性です。
商業の燃えゲーももっと見習いましょう。エフェクトは大事です、特にこういう動きのあるエフェクトは。
全体的なシステムに関しては特に問題ないですが、不満が少々。
音楽鑑賞で鑑賞できる曲が少なすぎるのと、画像鑑賞で鑑賞できるのがエロシーンの画像だけというのが不満でした。
総合 A+
素晴らしい同人ゲームに出会えました。
終盤の圧倒的なまでに熱いバトルシーンと切なさが印象的な本作ですが、やはりそれはヴィザルとコルクの主従コンビがあったればこそ。二人の絆が実に心地いい。
ラストバトルでのコルクの説教がこのゲームのテーマなんでしょう。意外と(?)テーマ性が深く、ただ燃えるだけのゲームではないのがいいですね。
商業の燃えゲーも演出等に関しては見習って欲しいところが多々ありました。
このサークルの次作に期待。
-
2011/03/17 |
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【エロゲレビュー】グリザイアの果実
![]() | グリザイアの果実 (2011/02/25) Windows 商品詳細を見る |
お湿りなう
うん、この言葉は今年の流行語間違いなしだ。素晴らしい!
語呂もいいし、何よりいやらしい言葉なのにいやらしさが前面に出ていないのが素晴らしいではないか!
このセリフをしれっと言った幸、恐ろしい子……!
結構長いゲームなはずですが一気にプレイ出来てしまいました、「グリザイアの果実」。
クリアした達成感があまりに凄まじく心が震えて股座が湿る思いです。
思わず携帯を取り出して”お湿りなう”とネット上で呟いてしまうところでした。
……レビューです
↓
シナリオ A-~A
端的に言えば、過去に心を壊した少女たちを主人公が叱咤激励して立ち上がらせる物語。
この、主人公が「叱咤激励して」というのがミソで、ヒロインたちに対して安直な同情や保護意識を持って対せず、背中を押したり支えたりしてあくまで本人の強さを喚起させて解決しようとする姿勢には好感が持てます。
個性的なヒロインたちとのドタバタ日常が共通ルートとしてしばらく続くんですが、これがまた面白い。
一部では「長い」「中だるみする」という意見もあるようですが、そんな風に感じないくらい笑ってプレイできました。
で、各ヒロインのルートに入るんですが、それぞれ過去にある事情を抱えています。それが明らかになるシーンがまあ結構重くて……。ルートによるとかなりグロい描写があったりキツイ描写があったりします。
その分、主人公の協力の元それぞれのトラウマを乗り越える過程は熱いものがありましたし、胸を打たれました。
一通りクリアすると、共通ルートで見せた各キャラの仕草が「ああ、ああいう過去があったから……」と納得できるものがあったり。
長かったりキツイ過去があったりするわけですが、やっぱり読ませるテキストであったことと、主人公が「強い」人間であったことがいいアクセントになってのめり込んでしまいました。
以下各キャラルートごとの短評(若干ネタバレ)
・由美子ルート
クーデレ担当。イチャイチャぶりはごちそう様です。
テーマとしては大企業令嬢としてのしがらみ、父親への憎悪(そのあたり複雑ですが)。居場所のない過去の由美子は痛ましかったですね。
護衛される令嬢にクーデレというテンプレ的なキャラクター。ラストまで大きな起伏がなかったのが残念ですが、最後の父親のくだりはよかったです。
・天音ルート
エロ担当。でも多分一番きっつい過去(誰が一番きついとか苦しいとかいうことは全く無意味なんですが)が……
特異性が際立った過去の持ち主です。
テーマとしては悔恨と贖罪。あんなきついことがあって真っ先に来るのが自責というのが悲劇的。まあ周囲のせいなんですが。
CGの大部分がエロCG。このビッチが!(褒め言葉)
このルートのあと、共通ルートで雄二に接する天音を見ると痛ましくなります。
・みちるルート
アホ担当。もうね、アホ可愛くてたまらない。ともすれば「ウザいキャラ」になってしまいいかねないキャラクターですが、絶妙に可愛い。
ただ、この子のルートもきっつい。普段見せるアホっぽさ、明るさがギャップになって……
テーマとしては失うことの恐怖、自己への失望感、世界への諦め。
・蒔菜ルート
ロリ担当。でもエロシーンでは妙に乳でかくないか!?
由美子と同じで大企業の親が原因で負った心の傷が痛ましい。特に蒔菜の母は由美子の父と違ってあれだからほんとにもう……
テーマは母親という庇護者への失望、父親という存在への想い。
この子もきっつい事件の当事者。というか、全バッドエンドの中で一番後味が悪くて鳥肌が立ったバッドエンドのインパクトが……
グッドエンドも前向きではあるものの破滅的なものを孕んでます。全ルート随一の燃えシナリオ。
雄二の強さを見たいならこのルート。
・幸ルート
メイド担当。立ち絵では巨乳、イベント絵は残念!
テーマは家族愛、家族への恐怖。幸が頼みごとを絶対に断らない理由が明らかに……
あの過去はそりゃトラウマになりますわ。由美子と並んで萌え担当と言えます。
とまあこんな感じですが、主人公のスペックが高すぎるんですが戦闘での強さがそれほど出てこなかったのが残念。
せっかくの特性がもったいない。まあ、万能さで言えばJBが図抜けてるわけですが。
あとは○○ルートとJBルートと千鶴ルートは欲しかったかも。麻子との過去編とかも。
キャラクター AA
ま、マーラヴェス!(蒔菜風)
ひと癖もふた癖もあるヒロインたちにサブキャラクターたち。そのおかげで長い共通パートが飽きないし、それぞれの過去が明らかになった時にそのギャップや原因がわかっていい。
蒔菜、みちる、幸のやり取りが最高に面白いですしね。
ボケ担当の蒔菜、みちるとボケツッコミ兼用型メイドの幸、下ネタ担当の天音に弄られ役の由美子。そしてハイレベルなボケとツッコミを使い分ける雄二……
シリアスな場面で違った面が見られると余計に魅力的に。特にみちるルートでのみちるの可愛さは殺人レベル。訴えますよ?
音楽 B+~A-
各エンディングにボーカル曲が用意されていて気合いが入ってます。「終末のフラクタル」も癖になります。
全体的に高水準。
CG B+~A-
渡辺明夫氏が由美子、みちる、千鶴の原画を担当。フミオ氏が雄二、天音、蒔菜、JB、一姫を担当。
どのCGも高水準ですが、個人的な好みでは渡辺明夫氏の絵の方が好きかも。というかエロい。
立ち絵がエロい。
エロくないシーンのイベントCGの顔がエロい。
うん、エロい。
エロ B
由美子3、天音5、みちる2、蒔菜2、幸4
かなり頑張ってる方がじゃないでしょうか。こういうシナリオ重視のゲームになると終盤にくっついてから一回エッチして終わりとかそういう感じになるので。さすがエロ担当の天音さんは5回もあります。このビッチ!(褒め言葉)
あと、渡辺明夫氏担当の由美子とみちるはやたらエロい。
システム B-
セーブ数は72個。ただ、各シーンを鑑賞できるので「もう一度あのシーンを見たい」と思ったら気楽に見られるのがいいですね。
システムボイスや壁紙、アイコンがおまけにあるのもいいです。
ただ、自分の環境のせいなのか、PCがリブートすることがしばしばあったので少し厳しめに。
総合 A
総じてかなりハイレベルなゲームでした。
ギャグパートでは思いっきり笑い、シリアスパートでは鬱になったり痛ましい気持ちでいっぱいになりましたが、主人公である雄二の強さのおかげで気持ちよく終われるゲームでした(一部ルートを除く)。
贅沢を言えば、一部ルートでワンパンチが欲しかったり、以下のネタバレ含むちょっとした雑感で述べたような要望がありますが、鬱っぽい展開に耐性があるならオススメ出来ると思います。
しかし、どのルートの過去においても親や周囲の環境の醜悪さに憤りを覚えましたね。まあ、ちゃんとした親がいるヒロインもいますが……
以下ネタバレを含む雑感
・地下の「教授」について
明らかにされてませんが、自分は十中八九、一姫ではないかと思ってます。
各ルートで雄二が無茶をやっても殺処分されたりすることはないんですが、JBがいくら有能でも限度があるでしょう。
「上層部」の意向という話が出たりしますがこれに一姫が絡んでるのでは……? とするとJBは「教授」の正体を知ってそうですが。
(そうなると蒔菜ルートでのJBのリアクションがちょっと不可解ですけどね)
天音ルートで埋められた箱から出てきた包丁が一姫生存を示しているのではないかと(もっとも、キャンプなので同じ型の包丁が何本もあった可能性は否定できませんが)
「組織」の地下にいる理由はエンジェリックハゥルあるいは雄二の事件で何かしらの取引をしたのではないでしょうか。
そのあたり、雄二の過去(担任の先生の自殺や両親の死について)が明らかになってないのでわかりませんが。
まあ、エンジェリックハゥルで雄二にハァハァする一姫を見てるとどうしても一姫ルートが見たい……
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2011/03/07 |
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