【エロゲレビュー】G線上の魔王
![]() | G線上の魔王 初回超重量特典版 (2008/05/29) Windows 商品詳細を見る |
MGS4が出るまでに終わりましたねえ。もっと長くかかるかと思いましたが。
プレイ時間は20時間ほどだったかと。ボイス全部再生すればもっとかかるかな?
シナリオ A−
章仕立てで、各章ごとにヒロインルートへの分岐があります。つまり、一連の魔王が関連する事件が解決するにはハルルートへ突っ走らねばなりません。
ゆえに椿姫・花音・水羽ルートは「魔王と勇者の戦い」という意味ではおざなりですがそれぞれのヒロインにスポットを当てるならば手抜き、ということもないかと(水羽ルートは別。他の2人と比べて拍子抜けだった)
車輪のときもそうでしたが、多少強引なまでの手法で感動を見せてきます。自分はこういう感動させようという気が見え見えのシナリオは苦手なんですが、やはり感動はしますねw
肝心の魔王なんですが、早い段階で正体はなんとなくわかるのではないでしょうか。売りとしていた「頭脳戦」はどちらかといえばお遊びみたいな要素が強いといえます。ドロドロの謀略とかそういうの期待してると肩透かしですが、音楽の使い方がうまかったりして盛り上がりますね。しかしながら最後の方は知能犯ともいえない強引さというか……
一部「なぜそんな直接的なことを」と突っ込みそうになる場面も。
実はハルルートの真価はスタッフロールの後にあります。エンディングの余韻に浸っていて油断していたのでいっぱい食わされましたね、あれは。まあ、冷静に考えればわかることだったんですが……
本格的な頭脳戦というよりは化かしあいみたいな魔王との戦いや京介をはじめとするキャラの成長は楽しめ、面白い話だったんですが何かが物足りない。
花音なんかルートに入らないと全然出てこないし……
キャラ B-
京介・ハル・権三・魔王以外はうっすいです。
水羽とユキはかなり絡んできましたけどね。とくにユキはサブキャラなのにかなりw
ぶっちゃけ花音や椿姫よりもヒロイン向きでした、ユキ。ユキ様ルートはまだか!
京介とハルの純愛が肝なのでこの2人は当然熱い。京介は根はいい奴だが境遇があれで金第一の男だったんですが徐々に変化していくさまがなかなか。利害の追求のみで動くシビアさが最初の方はあるのでちょっと癖がありますね。まあ、ここらへんはモリケンやとっつぁんのような歴代主人公と似てるというか。
魔王についてはだんだん魅力が薄くなっていく珍しいキャラw 悪役なのでででーんと魅力的な奴になって欲しかったんですが、終盤に至るとどこか幼稚に感じました。
大して凄まじい存在感を示したのがパパさんこと権三。まさに悪の理想形、キング・オブ・悪、悪漢の集大成。マジでカッコいいです。最後の最後までいい意味でも悪い意味でも京介に影響を与え続けた男です。
えーとその他のヒロインについてはうっすいのでなんとも……あ、ユキ様は別。
音楽 A
ほぼ全曲クラシックのアレンジだったんですが、うまかった。
原曲しってたりすると楽しいですね。知らなくてもコンフィグで表示可にできます。
OPと挿入歌はお気に入り。EDは印象に残りませんでしたが……
カッコいい曲はカッコよく、シリアスなところはシリアスにうまく雰囲気を表現できていました。
CG A-
まあ、有葉さんだし、安全牌ですねえ。CGに関していえば文句はないです。
しかしながら一枚絵でなんだか不自然なものもちらほら。
あ、あのシーンのパパさんなんか貧弱じゃね?
エロ Cハル2 椿姫3 花音3 水羽3。
ハル以外はバッドエンドに至るまでの過程に1回という内訳。
シチュエーションとか体位とか特に変わったものはなく、テキストも別段エロくはない。CGに助けられている部分が大きかったですね。
なんでユキ様とエッチできないのさ。
システム C+
演出はもうちょっとうまいことできなかったかなあ
クラシックアレンジの曲名と原曲名が表示されるシステムは気に入りました。
セーブ数は9×12の108個。まず足りなくなることは無いかと。
総合 A−
面白かった。感動する場面では感動したし、魔王との戦いでは手に汗を握った。
京介の終盤の男らしさにも、スタッフロール後のあれにもやられた。
正直、びびってんたんだけどふたを開けてみるとやっぱり面白かった。
でも何かが足りない。手放しで褒められないものが、このゲームにはあると思う。
やはり魔王の正体が簡単にわかるからか。それとも、魔王が幼稚に思えてしまったからか。車輪の国を超える可能性はあったゲームな気がするのだが……
頭脳戦にしてもちょっとみみっちいところがあったしねえ。
それでも、凡百のエロゲと同じではない。面白いですよ。
以下ネタバレ有。注意!以下の文章ネタバレ有
見たくない方は回れ右ー!
・魔王の正体について
これは少しミスリードがあからさま過ぎた。「京介=魔王」というミスリードをプレイヤーに仕掛けたいのであれば、あそこまでガンガン描写をする必要はない。魔王と京介が繋がりそうだという伏線をちりばめておくだけでいいような。あんなにこれ見よがしにやられたら嫌でも違うと気づいてしまうw
いくら会話のダイアログから名前の部分を消してみたところで効果は薄い。
あとは魔王が花音の身内であることを言うシーンもあったことからおそらくは死んだ兄が生きてるんだろうなあという推測が容易に成り立ってしまう。
魔王は京介の兄・恭平でーす! といわれても「そうなのかー」程度でしたからね。別に「なんだってー!」と言わせろとはいいませんが「なるほどなあ」と感心させるやり口が見たかった。
こういうトリックは打越氏とか得意なんですがねえ。
・魔王の計画について
遊びが過ぎるのもそうですが、父の釈放を求めて発動したテロリズムはあまりに知能犯というにはお粗末なものでした。魔王による地獄の顕現、それも「坊や」たちによるものという点では非常に面白い試みでしたが、いかんせん今回計画を練ったのは魔王。いくらなんでも幼稚な手段ではないでしょうか、これ。
この計画の前、ハルと一騎打ちしようとして失敗したあたりから魔王の魅力が減退していきます。それが残念。
・ユキ様について
なんで攻略できないのさ!?
水羽バッドエンドでユキ様とエッチした後であるシーンがあるんだが、どうせバッドなんだしユキ様としたシーン見せてくれてもいいじゃなーいとか思う。
それにしてもやはりヒロインにしていいキャラだと思う。位置づけにしても登場数にしてもw
・京介の母について
かわいすぎる
・権三について
最後に京介をかばうのはらしくないとは思いつつその悪漢っぷりに惚れた
この記事のトラックバックURL
http://yuyusamaai.blog74.fc2.com/tb.php/86-e014636e


























